究極のゼミPart5&6と文法特急で弱点のカバーを終えたとき、すでにTOEIC本試験まで1週間となっていた。残るはTOEIC公式問題集で実践形式での練習だ。
TOEIC新公式問題集は既にVol.1〜5まで発行されていた(本日現在Vol.6まで出てる)。しかも1冊約3,000円もするのでとてもじゃないけど1冊買うので精一杯。
どれを買おうかとネットで調べたところ「Vol.○は簡単すぎる」とか「Vol.×はリスニングがよくない」など、詳しい方々が熱い議論を交わしていたが、ここは深入りせず素直に最新のVol.5を買った。
結果的に公式問題集を試験前にやることはとても効果的だった。その利用法をご紹介。
「試験形式」で解くべし!
公式問題集には2回分の模擬試験問題と解答用紙、本番さながらのリスニングCDが付属されている。解答用紙は本番と同じ配列のマークシートなので、本番の感覚と時間配分を正確に把握するために、必ずマークシートをぬりぬりしよう。
解答用紙は何回も使えるよう(古本で売るときに高値がつくよう)本から切り離さずコピーして使うとよい。
試験形式とは、120分間ノンストップで行うことを意味する。まず、邪魔が入らない環境づくりが大切。これが自宅で行う場合、結構難しい。図書館などで行う手もあるが、リスニングCDはイヤホンを使わずスピーカーから音を流して聴きたいから、やっぱり自宅ってことになる。
以下、試験形式を実現させるためのTips。
- 家族と同居の場合は、みんなのお出かけ中がチャンス!
- 携帯電話は試験同様、電源OFF!
- 窓は閉める(あえて開け放し、過酷な環境で臨む場合は止めないが)
- 散らかった机上は片付け、問題・解答用紙・筆記用具・時計のみにする
- 全然聞き取れない問題があっても、雑音がしても、決してCDを止めないと誓う
- リスニングが終わったらティータイムでほっと一息せず、即リーディング開始
- あと1分あれば〜!とかなっちゃっても、心を鬼(試験官)にして時間厳守で終了
答え合わせができるシアワセ
終了後はこれをかみしめることになるだろう。
いつも本試験後、わからなかった問題がこぼれ落ちないように耳をふさいで帰るのに、家に着いたらもーどうでもよくなっちゃって、頑張ったご褒美とばかりにバリバリお菓子を食べまくるこの試験(ワシだけ?)。
巨大掲示板で、マイナーだメジャーだと専門用語(?)飛び交うなか情報を拾ったり、TOEIC神のお言葉に耳を傾けたりできることは知ったけど、要は受けっぱなしなのだ。
一体自分がどこでどれだけ間違えて、答えは何だったのか知ることができない本試験。一方、公式問題集ではこの後「採点と見直し」ができるのだ!これがこの問題集の価値である。
私の場合、2回ともだいたい同じパートで同じ問題数を間違えるなど、自分の失点傾向が見えたことも収穫だった。その意味では、私は試験直前に仕上げとしてやったけど、例えば分野別対策本を買う前、最初に1回分やってみるのも良いと思う。
本試験では、マークシートの位置でなんとなく「あ、この辺間違い多かったな」とか思い出して気を引き締める場面もあった。
ただ、難をいうなら、付属のスコア換算表はいただけない。レンジ広すぎ!
そして見い出した最終対策
私は公式問題集を終え、以下の方針を決めた。
- 時間が足りない。読解は時間があれば解ける問題が多いので、先に解く
- 集中力がどんどんなくなるので、Wパッセージ→シングルパッセージ→Part6→Part5の順にやる
- 読解の時間短縮のため、読解特急↓を購入し、残りの数日と本試験当日の朝にやる
かくして、トータル3ヶ月間の試行錯誤を経て、5月の本試験に臨んだのだった。