通訳案内士邦文試験の地理は、一般常識や歴史絡みの問題もあったりと、なかなか的を絞った勉強をしづらい科目です。まず過去問で試験の傾向をつかんだら、楽しく効率よく知識を増やしたい。ということで、今回はオススメの地図帳をご紹介します。
「旅に出たくなる地図 日本」帝国書院
間違いなく、旅に出たくなります。
地図帳でおなじみ、帝国書院の冊子です。実は2年目以降ワタクシほぼこの1冊のみで試験を受けていまして、とりあえずこの1冊を眺めていれば合格点は取れるのではないかとすら思います。
で、この本をオススメしたい1番のポイントは、見てるだけで本当に旅に出たくなっちゃうくらいすんごく楽しい!ってところなのです。
何といっても素晴らしいのは全編カラー。写真やイラストを随所に使用しており、情報量も盛りだくさんです。さらに、テーマごとにまとめられたページも多く、通訳案内士試験対策にピッタリ!
地図はやっぱり、安定の帝国書院
そして、もう一つポイントが高いのは、地図の素晴らしい見やすさです。学生時代に授業で使っていた方は、地図をみて「懐かしい!この色合い!」と思われることでしょう。
やはり、地図は見やすさ・親しみやすさがとても重要だと思うのです。その点、これは最高の地図帳と言えるでしょう。
そしてフルカラーのこの本がなんとお値段2,640円!!な、なんとリーズナブル・・・。(※言うまでもありませんが、ワタクシ帝国書院の回し者ではございません。)
あえて難点を申し上げますならば、素晴らしいフルカラーが故に重いんです。通訳案内士試験は午前中の英語試験後、2時間の休憩を挟んで地理試験となるのでぜひ持参して直前に見たいところですが、これが運ぶと肩にずっしりきます。
とはいえ、英語1次免除が多くなった今、もう試験会場までもって行く必要がない方が多いかもしれませんね。
余談ですが、姉妹編の「旅に出たくなる地図 世界」も出版されています。ワタクシは定年後の親へのプレゼントに、日本・世界の2冊セットを贈ったことがあります。なかなか好評でしたので、プレゼントとしてもオススメです。
ついでに、もう一つ余談。昨日放送の『プロフェッショナル 仕事の流儀:コンシェルジュ 阿部佳さん』の回、ご覧になりましたでしょうか。その超一流のお仕事ぶりに、もうテレビにかじりつくように魅入ってしまいました。
まさに通訳ガイドに求められている資質と同じものだと感じ、語学で苦労しているようでは仕事の本質に触れることすらできないのだとわかりました。
言葉が通じても知識が充分でも難しい、顧客の気持ちを正しく汲み取った最高のサービスの追求。その奥深さと難しさに思わず面食らってしまう部分もありましたが、その分やはりこれはプロの仕事なのだと憧れも強くなりました。
まずはコミュニケーションに不自由しない語学力をつけること、そして日本の知識や情報に詳しくなることの重要性もビシビシ伝わってきました。これは一歩一歩進んでいくしかないですね。
地元の山をヒーヒー登っている人が、エベレスト登頂者の話を聞いたところでまず体力作りに励むしかないようなものです。でも、頂上の景色をみせてくださった素晴らしい方でした。