はい、負け犬の遠吠えですよ。(遠い目)
本日2015年8月30日、通訳案内士試験を受験されたみなさま、お疲れさまでした。私は昨年の免除科目で今年1次免除が失効した「日本地理」のみの受験でした。
さて、日本地理の受験はかれこれ4度目になる私ですけど、感想はこの一言に尽きます。
“今までで一番難しかった。”
そして、試験会場を出てからずーっと叫びたかったのは、これです。
「ど・こ・が!『基礎的な知識』じゃー!!」
私は独学者ゆえに受験について語り合える仲間がいないので、他の方々がどんな感想をお持ちかはわかりません。
また、他の科目についてはどんな出題だったか現時点では知り得ませんが、日本地理に関しては想像と違いすぎて、試験開始直後から動揺で手の震えが止まりませんでした。
それは、「この問題で7割取らねばならないのだ」というガイドラインが念頭にあったからに他なりません。
JNTOさん、ガイドラインとあまりに違ってませんかね?
たしか、「地図や写真の問題を中心に、基礎的な問題を問う」と聞いてましたけど。
・・・地図、1個もなかったですよね。
・・・写真、なくても問題成立してません?(要するに挿し絵でしょあれ。)
ガイドラインを鵜呑みにして地図と写真ばかり見ていた私がバカだったんでしょうか。ああ、そうですか。
もちろん、試験はどんな問題でもできる人はできるということを忘れてはいけないと思いますし、自分の勉強不足であることは否めません。なので、こんな愚痴しかない記事を書くのは正直気が引けるところもありました。
ただ、「これ、他の受験者の方はどう思ってるんだろ」と私が気になるってことは、同じ思いの方もいらっしゃるのではと “イチ受験者の感想” として書くことにしました。
自分なりの自己採点では、解答がググっても出てこなかったり微妙だったりでまだハッキリしませんが、現状、60点前後で70点には到底届かない見込みです。
この問題で「合格基準点:原則70点」って、よほど受験者数が予想を上回ったために1次試験で人数絞りたくなっちゃったんでしょうかね。
それとも、これがまさにJNTO的「基礎的な問題」ということなのかどうかはわかりませんが、いずれにしてもガイドラインに依れば今年の1次試験突破は厳しい情勢です。もう来年、邦文全科目受けるのやだな。
後日、専門学校のメール速報によると平均点はダダ下がりのようで、合格点は大幅調整されるだろうとの見立てでした。
確かに「平均点との著しい乖離がある場合は合格点を調整する」旨はガイドラインに明記されていますが、それって本来は例外的措置であって、“図らずもそうなった場合”というニュアンスのはずだと思うんですよね。
でも今回の試験(少なくとも日本地理)では、そもそもガイドラインを無視した問題を作成しているわけで、「要するにこの試験なんでもありじゃん!」と叫びたくもなるわけです。
結果的に何ひとつ新ガイドラインに沿わなかったと言われかねないこの試験、一体なんのためのガイドライン改正だったのか。受験生をかく乱することにかけては充分な成果を上げていますけど。もはや合否云々より不信感が募るばかりです。
これまでも毎年毎年懲りもせず、受けては落っこちてきた私ですが、今年の試験はなんというか、初めて「この資格、もういいかな」と思わせるものがありました。
ということで、すっかりやさぐれモードですが、それでもわずかな可能性に備えて明日からまた300選とお付き合いしていこうと思います。はぁぁ。
ともあれ、受験されたみなさま、お疲れさまでした。今夜は全部忘れて休みましょう。
最後に、スノーモンキーがいるのは山ノ内町だってこと、千円札の裏の湖は本栖湖だってこと、高尾山の表参道コースは3.8kmだってこと、一生忘れません・・・。(ねちねち)
それでは。