英語学習

すでに2015年度 通訳案内士試験へ時計は動き出している!まずは、1次試験免除の条件を確認してみます。

さぁ、涙をふいて・・・!
来年度の試験に向かって歩き出さないと、また同じことを繰り返してしまう。

年齢のせいか近ごろは“1年”があっという間に感じるようになったので、危機感も増しております。だって、10ヶ月後の今日、またあの面接会場にいるって考えたら!ふ〜オソロシイ。

ということで、2015年度試験を再受験される同志の方、また初めて受験予定の方、一緒に計画を始めようじゃありませんか。まずは1次免除条件の確認からまいりましょう。

この記事は、2014年度の合格発表終了時点の不合格者によって書かれた内容で、現在は1次試験免除条件を始め試験概要が特にTOEIC免除はマジかよってくらい大幅に変更されております。
よって、あくまでこんな時代があったのね的にお読みいただけましたら幸いです。
最新の試験概要については日本政府観光局のサイトでご確認ください。

出口の見えない1次免除モグラたたきシステム

数年受験されている方にはおなじみであろう、合格科目の次年度1次試験免除ルール。

以前(通訳案内“業”資格だったとき)は、3次試験まであった上に、科目免除なしという鬼のようなルールだったと聞くので、科目免除があるだけありがたいと思わなければいけないのですが、これが無限ループの要素満載なんです。

ガイドラインの文言をざっくり一言で言うとこういうことです。

免除ルール:今年度1次試験で合格した科目については、次年度の1次試験を免除申請できる

ワタクシはかれこれ5回受験しており、毎年英語で玉砕していたため、こんなヒストリーです。

  • 1年目:1次受験:全科目 → 合格:歴史・一般常識
  • 2年目:1次受験:英語・地理 → 合格:地理
  • 3年目:1次受験:英語・歴史・一般常識 → 合格:歴史・一般常識
  • 4年目:1次受験:英語・地理 → 合格:地理
  • 5年目:1次受験:☆英語免除・歴史・一般常識 → 合格:歴史・一般常識
    初の1次突破。2次試験 → 不合格(昨日確定)
  • 6年目…?

どうですかこの目が回る感じ。よく見ていただかずとも大丈夫です。この歴史は試験に出ないやつです。

あぁ見事にハマっているなー、スーパーマリオでこういう面あったなー、というフィーリングを感じていただければ。TOEIC免除がなかったら、1次ループに軽くあと5年はハマっていたと思います。

で、ですよ。
賢い貴方はもうお気づきでしょうか。おバカなワタクシは英検よろしく「来年度は2次試験を再チャレンジだな」なんて勝手にイメージしていましたが、これが大間違い

上記の場合、来年度の受験科目は「地理」なんです!

そうです。この免除ルールは1次と2次の垣根がありません。あくまで、「前年度合格した科目のみ免除」なんです。

それじゃぁTOEIC免除はどうなのよ、って思いますよね。スコアは2年間有効だから2年かな?なんて想像しますよね。ところがこちら、

あ、何年前のでも公式認定証があればイイっすよ〜」by JNTO(超訳)

って、このノリの違いはなんなんだ・・・!
受験者個々の免除有効期間を管理するのが面倒だからに違いない…モゴモゴ

それだったら、1次筆記で各2回以上合格してる科目はもう良しとしてはくれまいか。もしくは、1次試験を1回ビンゴでクリアしたら、次年度は1次試験を免除にしてはくれまいか。それで落ちたら全科目リセットで1次試験からでもいいからー。

1次地理を免除申請したい!→「地理能力検定」の衝撃トラップ

愚痴をこぼしても仕方ない。どうにか地理を免除申請できる資格はないかと調べてみました。するとあった!

公益財団法人日本余暇文化振興会が実施する地理能力検定日本地理一級又は二級の合格者

ふむ。地理能力検定ね。しかも2014年度試験から新たに免除資格に追加されたらしい。

早速検索してみると・・・あれ。ない

さらに調べると・・・

検定を行う「公益財団日本余暇文化振興会」が解散する決定が成されたため、残念ながら、今後検定が行われることはありません

なんじゃそりゃー!

JNTOさま「解散が決定してる団体実施の資格を今年から免除対象にしまーす!・・・もう試験はないけどね。(にやり)」ですか。シビれるぅ〜!

もうひとつの地理免除資格「旅行業取扱管理者」とは

旅行業務取扱管理者試験」は旅行会社を営む際、事業所に旅行取引の責任者として有資格者の配置が必要とされる国家資格試験です。( 添乗員資格である「旅程管理主任者」とは完全なる別モノです。)

旅行業に数年以上(たしか5年くらい)従事している人であれば業界実施の研修で一部科目を受験することができ、ある程度は取得しやすくなる資格ですが、いずれにせよ科目数も多く、1次地理試験免除のためだけに取得するには負担が軽くない資格です。

結局、地道に1次試験地理を再受験するしかなさそうです。

まとめ。1次試験免除対象の資格はこちら

思わぬ展開により長くなりましたが、1次試験免除の資格を以下にまとめます。地域限定を含め、通訳案内士試験関係以外での免除資格です。
(各科目ともいずれか1つでOK。永久に有効。)

英語

  • 実用英語技能検定1級
  • TOEIC テスト(公開テスト) で840点以上
  • TOEIC SWテストのうちスピーキングテスト(公開テスト)で150点以上
  • TOEIC SWテストのうちライティングテスト(公開テスト)で160点以上

地理

  • 旅行業務取扱管理者試験合格者
  • 地理能力検定 日本地理1級または2級(※今後の取得は不可能)

日本歴史

  • 歴史能力検定 日本史1級または日本史2級(実施:歴史能力検定協会)
  • 大学入試センター試験 日本史Bで60点以上

一般常識

  • 大学入試センター試験 現代社会で80点以上

ふと思い出しましたが、遠い昔、センター試験の日本史を受験していたのでした。点数はまったく覚えていませんが・・・。JNTO曰く、「永久に有効」だそうですので、もしやと思う方は試験結果通知書を発掘してみるのもいいかも知れません。

1次試験も、2回合格で「永久に有効」にしてくれないものでしょうかねぇ。(まだ言ってる)

いずれ5月半ばには、2015年度試験の詳細がJNTOのウェブサイトで発表されると思われます(2014年度は5月19日リリースでした)。もしかすると、またびっくりするような新ルールが制定されるかもしれませんね。ふふ。

言わずもがな、正式な免除ルールはJNTO発表の最新の施行要項で確認いたしましょう。

以上、現時点での1次試験免除ルール概要でした。
ご参考になりましたらこれ幸いでございます。