英語学習

通訳案内士試験 合格発表!気になる最終合格率は?!〜そして、雪降り春来ず〜

ついにこの日が来ましたね。本日午前9:30 JNTOのウェブサイト上で2014年度通訳案内士試験 合格発表がありました。

私はなぜか9:40頃までサイトを何度更新しても発表ページリンクが表れず、官報も本日発行分が掲載されない…。なにかトラブル発生?!とTwitterで検索すると、すでに官報で確認できた方々による合格の喜びの声が続々。

なんだろう。この、いやな予感・・・。

まずは、聞いてやってください。

9:40過ぎ、ようやく画面が切り替わり、JNTOのサイトで確認すると
・・・自分の番号はありませんでした。

ここまでのワタクシの歩みをお読みくださった方々は、やはり・・・というご感想かと思われます。しかし、正直に白状いたしますと、面接が終わったときには「イケたかも!」なんて手応えを感じちゃったりしてたんです。そりゃ東京に雪も降るってもんです。

たかが3週間の付け焼き刃だったのに、なぜこんな脳内お花畑としか思えないような手応えを感じてしまったかと申しますと、試験1週間前に自分で作成したプレゼン原稿が、そっくりそのまま使えるテーマに本番で当たったからなのです。

しかも最後の模擬面接でそのプレゼンで練習する機会にまで恵まれていたので、本番でテーマカードを見た時には夢じゃないかと舞い上がってしまいました。

今思えば、あの「イケたかも!」は「テーマが当たった!」の喜びを勘違いしたもので、プレゼンの出来ではなかったのだろうなぁと振り返るばかりです。

そこに“80%合格させちゃってミッション”のウワサまで飛び込んできたものですから、すっかり受かった気持ちになっていたのです。ですから、穴があったら入りたいくらい恥ずかしく、雪が降ったら埋もれてしまいたいくらいショッキングでした。

「ここまでのラッキーが重なりながら受からなかったら永遠に受からないわ〜」なんて言ってた自分。過去の発言がブーメランとなって突き刺さっております。痛すぎる。

これから語学学校のメルマガやら何やらで合格者の喜びの声が続々と飛び込んでくるかと思うと、恐ろしくて受信ボックスを開けません。だから届く前にお伝えします!
今日合格された貴方へ「合格おめでとうございます!!」

しかし!落ち込んでいるヒマはないのです。試験の総括は鮮度が命!

「受かったと思ってたのに落ちてて超ショック〜(泣)来年がんばるぞぉ〜〜(動く絵文字)」
とか書いて終わっても読んで満足してもらえる芸能人ブログじゃないんです。

ですので、ワタクシの失敗からなにか皆様のお役に立てることがあればと、傷口に塩をぬりながら今年度試験の総括を始めます!

(普段より若干やさぐれた文章になっておりますが、心中ご推察のうえ負け犬の遠吠えと平にご容赦ください。)

注目の合格率(英語)はどうなった?!

こちらがあれこれ一生懸命計算してたのに、もう公式に発表されていました。どこまでも私を落ち込ませるJNTO・・・。
今年度(=H26年度)の結果を見てみましょう。

まずは1次試験の合格率から。

  • 1次試験受験者数:5,352人
  • うち、合格者数:1,736名(1次免除含まず)
  • 1次試験合格率:約33.8%

そして、注目の2次試験と最終合格率

  • 2次試験受験者数:1,860人
  • 最終合格者数:1,422名
  • 2次試験の合格率:約76.5%
  • 最終合格率:約26.6%

という結果になりました。

ここで、以前のエントリで掲載した、過去5年間の英語合格率一覧と見比べてみます。

過去の英語合格率表

2次試験の合格率は昨年より上がったものの、ウワサの80%までは届かず、過去数年と照らしても、劇的な変化とまではとれません。そもそも、2次試験の合格率はこれまでもそれなりに高かったのです。H24年度までの1次試験合格率の低さからして、実力者だけに絞り込んでいたためでしょう。

今回物議を醸した2次合格率80%問題は、明らかに1次試験の合格率をこの2年で大幅に上げた(ハードルを下げた)にも関わらず、2次試験の合格率をほとんど変化させていないことが問題の本質だと見て取れます。

補足:昨年度(H25年度)の合格率が飛躍的に伸びたのは、“英語試験の一部マークシート方式の導入”が大きな要因です。H24年度まで英語試験は全て記述式で、単語英訳問題も選択式ではなく回答欄に記入するものでした(スペルミスは減点あり)。
また、2次試験の形式が現在の形になったのも昨年度からです。それまではガイドのシミュレーション会話形式でした。

今年度からTOEIC免除が始まった割に、1次試験合格率が昨年度より下がったことが、結果的に最終合格率を引き下げたものと思われます。TOEICスコア所持者の“お試し受験”が多かったのかもしれません。

もしくは、1次試験はやたらと難しい問題が目立ちましたし、最初からある程度の最終合格者数を絞り込んで調整したようにも思えます。

奇しくも、以前このブログで総括のエントリに、

ワタクシの野性の勘では、2次の合格率が60%台になり、最終合格率は20%台半ばに落ち着くのではないかなーなんて推測するのでした。ま、ただの勘なのでわかりませんが・・・。

なんて書いておりました。2次の合格率予想はハズれましたが、最終合格率は予想通りの結果となりました。

その中に自分が含まれていないことを、あの日のワタクシは知る由もないのでした・・・。

でも、通訳案内士資格が今回のワタクシのようなレベルでは合格できない試験のままで良かったとも思いました。合格のレベルに到達する日まで、ハードルを下げることなくその地位を保っていてほしいと思います。ましてや廃止とかは本当に勘弁してほしいです。

今年受験されたみなさま、お疲れさまでした。
模擬面接等でお世話になった先生方には、飛び入り参加の独学者の私に親身なご指導をくださり感謝の一言です。

敗因の分析と反省はまた改めてお届けしたいと思います。ふぅ。新たなスタートです。
ということで、まずは取り急ぎ2014年度試験の総括と敗者の弁でした。